未払い残業代請求をするには

この不況下では、サービス残業をしたことがない従業員のほうが珍しい存在となってしまいました。
ほとんどの日本人が経験したことがあるサービス残業ですが、未払いの残業代について請求することは可能なのでしょうか?

 

請求する前にあたって知っておきたいことをまとめました。
残業代請求は、労使間で軋轢が生まれてしまいがちなので、そのリスクを十分に考慮しながら、正確な知識をもって慎重に行動しましょう。

 

まず、残業代を請求するにあたって、時効について気をつけなければなりません。
残業代は、24ヶ月で時効になります。24ヶ月で時効となった残業代に対して、請求をしてもほとんど認められません。

 

そして、残業代を請求するには証拠を集めなければいけません。
最も有効な証拠は、タイムカードコピーや出勤簿コピーです。
退職する前や月替わりに、必ずタイムカードコピーや出勤簿コピーをとっておきましょう。
もちろん、タイムカードコピーや出勤簿コピーの証拠がなくても請求できるケースもあります。

 

パソコンのログインとログアウト記録や、始業・終業時間を記録した業務日記などが有効的です。
メモ程度のものであっても、有効なケースもあります。

 

さらに、それらの証拠がなくても請求できるケースもあります。
通勤記録がのこされるパスネットなどの定期券。
また、会社から家族に「帰るコール」をした送信履歴なども証拠になる場合があります。

 

24ヶ月で時効になる点と、証拠集めの必要性、また、有力と思われる証拠がなくても請求できるケースもあるということを十分理解しておいてください。